広島県立東高等学校/広島県立尾道高等女学校 浦曙会 ~ほしょかい~

/ 東京支部について

支部概要

組織名 浦曙会 東京支部
設立 2008年(平成20年)9月18日
支部長 山崎 岳彦 (30回生)
役員 顧問   :舟橋 裕道 (18回生)
副支部長 :大鳥井 勉 (11回生)
副支部長 :池尻 昭爾 (12回生)
事務局長 :舟橋 隆太 (47回生)

発足式

海だ!青い海だ!
山だ!円い山だ!
今できたてのヨウカンのような街
お、尾道よー (古里のお友だちへ 林 芙美子)

■「浦曙会」東京支部が発足

 広島県立尾道高等女学校および広島県立尾道東高等学校の同窓会である『浦曙会(ほしょかい)』は東京支部を発足した。発足式は9月18日午後6時30分から明治大学「紫紺館 椿山荘」で尾道市から木原康孝氏(11回生、有限会社キハラ代表取締役)と同副会長田島美鈴氏(20回生、尾道てごう座理事長)の出席を得て行われた。

 発起人代表舟橋裕道氏(18回生、株式会社オーエムシーカード代表取締役会長・最高経営責任者)から、県女の先輩たちが数年前までは活動していたが、その後休眠状態になっていたものを東京支部として立ち上げるまで2年を要したなどの苦労話を織り込んで、東京支部設立の趣旨の説明があった。『浦曙会』会長木原康孝氏は、来年行う創立100周年記念事業の概要を説明され、心に残るもの、形に残るものとして校門と周辺庭園整備を行う計画がカラーコピーで紹介された。ちなみに設計者は尾道サポーターの会会員戸田芳樹氏である。発足式には33名が出席、3回生から42回生まで幅広い方の出席があり、総会も懇親会も和やかな中にも伝統と活気が感じられた。

 続いて支部規約が制定・承認され、役員が選任された。新役員は支部長=舟橋裕道氏、副支部長=大鳥井勉氏(11回生)、池尻昭爾氏(12回生、有限会社ラポール代表取締役社長)、事務局長兼会計=林原均氏(18回生、林原会計事務所税理士)、幹事=舟橋達彦氏(17回生、信和工業株式会社代表取締役社長)が新任された。

 尾道東高等学校は尾道市の高校の中でも、尾道商業高等学校(明治20年、1887年、私立尾道商法講習所)は断トツとして、尾道北高等学校(大正14年、1925年、尾道中学校)、因島高等学校(大正9年、1920年、女子実業補修学校)を凌ぐ歴史のある高等学校である。

 尾道市制10周年を記念して、明治42年(1909年)に「尾道市立高等女学校」が開校され、3年後にスタートした同窓会が大正10年(1921年)に『浦曙会』と名付けられた。学校も同年4月には県立に移管され「広島県立尾道高等女学校」と改称され、戦後の学制改革により昭和23年(1948年)に『広島県立尾道東高等学校』になる。

 尾道東高等学校ホームページを見ると『浦曙会』という言葉は「ぬば玉の夜は明けぬらし玉の浦にあさりする田鶴鳴き渡るなり」にならって命名され、曙のごとく明るい希望に充ちた、そして汚れない心地をもって進むことが誓われている。

 海だ!青い海だ!
 山だ!円い山だ!
 今できたてのヨウカンのような街 お、尾道よー
 私の喜ばしい魂をのせた汽車が海辺をつっぱしっていきます。
 (中略 )
 ふるさとのお友だちの訪れは孤独をなぐさめてくれる花束です。
 私にだって力と自信と真実はあるのです!
 信じてください 未来を見てください
 古里のお友だちよ
 (古里のお友だちへ 林 芙美子)

 在京卒業生は1400人という。『浦曙会』東京支部の力が、尾道の輪を広げ、尾道発展の力になって、時代は変わっても「今できたてのヨウカンのような街」を創造してゆくと確信する。

(発足式の模様を山陽日々新聞様より引用させていただきました。)